ミャンマー第二の都市マンダレーの王宮観光

マンダレー王宮アイキャッチ

ミャンマーのマンダレー出身の友人が言うには「マンダレーはなにもない」。

でも、現地の人はわざわざ行かないかもしれないけれど、観光客は楽しめるスポットがある都市だなぁと思いました。

マンダレーを観光するなら訪れるべきスポットその1!としてマンダレー王宮についてご紹介したいと思います。

マンダレーの場所

まず、ミャンマーの中でのマンダレーの位置は真ん中よりも少し北にあります。
(大体の地図ということで許してください笑)

ミャンマーの地図

マンダレーはミャンマーがイギリスの植民地になる前まで存在した最後の王朝「コンバウン王朝」の首都となっていた場所です。

ということで、その王朝の王達が暮らしていた王宮がありました。

マンダレー王宮の歴史をちょっと

現在見ることのできるマンダレー王宮は復元されたものです。

ミンドン王によってマンダレーを首都としてつくられたコンバウン王朝はミャンマー最後の王朝となりました。

1857年:マンダレーに都が移されることが決まり、王宮建設開始
1860年:マンダレーがコンバウン王朝の首都となる
1861年:マンダレー王宮完成
1885年:イギリスの植民地となる

つまり、4年をかけて王宮を完成させましたが、使用されていたのは約30年ほどでした。
マンダレーに都があったのも30年程だったんですね。

1942年:日本による占領
1945年:日本軍とイギリス軍の争いにより王宮焼失

その後、王宮は焼失してしまうのですが、日本が絡んでいるんです。
なんだか複雑な気持ちになりますが、、、

なので、王宮は最近になって復元されたものです。
当時の姿に忠実に復元されているのですが、やはりそのままの姿を見られないのは残念。。

王宮への行き方と入口の注意

マンダレーの地図を見るとすぐに目に入ってくる正方形があります。

それがマンダレー王宮です。

一辺が約2.5㎞の正方形をしていて、周りをお堀が囲っています。

場所自体は実に分かりやすいんですが、観光客が出入りできる入口は一か所のみなので注意が必要です。

ミャンマーマンダレー王宮東門

「東門」のみ出入りが可能です。

実際に近くまで行くとかなり広い敷地だということがわかると思います。
端から端まで歩くとなるとかなり大変です。日差しが強く、日中はかなり暑くなることが多いので!

なので、間違った入口を目指さないように気を付けましょう。

タクシーで行く場合は王宮に行くと伝えれば東門に連れて行ってもらえると思いますが。

公共交通機関がないので、タクシーやトゥクトゥク(新しい感じのやつ)などで行くのが一般的かと思います。

ミャンマーマンダレー王宮の城壁

マンダレー王宮の敷地はお堀と城壁に囲まれています。
城壁ってやっぱりかっこいい!

マンダレー王宮の入り方

東門にたどり着いたら、チェックをしている小さな建物があるので、そこでマンダレー入域料(10,000チャット)を支払うようです。
ミャンマーにはバガンやインレー湖など入域料を支払う必要があるエリアがいくつかあります。

(私はミャンマー人の友人と一緒で、車に乗っていただけだったので実際どうなのかが分かりません。。)

ミャンマーマンダレー王宮入口

パスポートの提示が必要な場合もあるようなので、持参した方がよさそうです。

入域料の支払いを済ませると、首から下げることのできる許可証を渡されるので、それを首から下げます。

敷地内は限られたエリアにしか立ち入ることができません。

政府や軍の関係の建物や関係者の住居があるようですが、観光客は王宮までの一本道をひたすら進みます。

ミャンマーマンダレー王宮までの敷地内の道のり

マンダレー王宮を観光

王宮内に入るにはお寺(パゴダ)同様、ショートパンツやキャミソールはNGです。
当日の服装に注意しましょう。

ミャンマーマンダレー王宮服装の注意

王宮までたどりつくと大きな建物が迎えてくれます。
両脇には大砲も。

ミャンマーマンダレー王宮入口

大砲は本物ではない?

ミャンマーマンダレー王宮大砲

正面の一番大きな建物から中に入ります。

入るとすぐに謁見の間です。

ミャンマーマンダレー王宮謁見の間

かつての王の様子が再現されています。

ミャンマーマンダレー王宮王様の人形

王族の写真も飾られています。

ミャンマーマンダレー王宮王族の写真

王宮の中の地図もあります。(ミャンマー語なので全く読めませんが)

ミャンマーマンダレー王宮内地図

中に進んでいくと朱色と金の建物が並んでいます。

ミャンマーマンダレー王宮建物

他の東南アジアでは見なかった独特の雰囲気だと私は感じました。

ミャンマーマンダレー王宮見張り塔と建物

上記写真の左に見える塔は見張り塔です。
上に登ることができます。階段のみですが、運動不足の私でも登るのはそれほどつらくなかったです。

上からの景色はこんな感じ。

ミャンマーマンダレー王宮見張り塔からの景色

王宮内は復元されたものとはいえ、雰囲気があります。

友人と話していて気になったのは、それぞれの建物の上についている見張り台。

どうやって登るんでしょう?

建物の中には通じてなさそうなので、一番下からはしごとかなんでしょうか。

ミャンマーマンダレー王宮見張り台

王宮の敷地内の様子が塔の上からなら見られるのかなーと思っていましたが、敷地内は木が生い茂っていてほとんど何も見えませんでした。

ミャンマーマンダレー王宮見張り塔からの景色

ところどころに建物が建っているのが少し見えるくらい。

遠くにマンダレーの街の建物が見えるんですが、結構遠く笑
王宮の敷地の広さを改めて感じます。

そして、マンダレーの街は盆地にあるんですが、周りを見渡すと確かに山々に囲まれていてそれも実感することができます。

マンダレーは盆地なので、雨季でも雨が少ないんですって。
ヤンゴンと比べて天気が良い日が多い(つまり暑い)から、ヤンゴンからマンダレーに来たミャンマー人がとっても日焼けしたって言ってました笑

ミャンマーマンダレー王宮王妃たちの住居

王宮内の奥に進んでいくと王妃たちの住居がたくさん並んでいます。

ミャンマーマンダレー王宮王妃の住居

どんな生活をしていたのか。
今の建物の中はただ薄暗いだけで何もなく、当時はどんな様子だったんだろうと気になりました。

他の朱色と金の建物とは一風変わって、白い建物があります。

ミャンマーマンダレー王宮プールかお風呂

友人の説明ではプールとのことだったのですが、プール?お風呂ではなくて?とちょっと思いました。
(若干テルマエ・ロマエを彷彿させるような。。。)

ミャンマーマンダレー王宮建物

当時、金色の部分は本物の金だったようです。
さぞ豪華だったことだろうと、今では思いを馳せることくらいしかできませんが。

ちなみにミャンマーの金箔ですが、すべてマンダレーでつくられています。
金箔工場の見学もできたりします。

http://skymusic999.com/mandalay-goldleaf/

マンダレー王宮の観光まとめ

  • タクシーをチャーターして東門へ向かう
  • キャミソール、ショートパンツはNG
  • 入域料10,000チャットを支払う
  • 見張り塔からの眺めが良い

マンダレー王宮は現地のカップルの憩いの場にもなっているようです。
城壁の外からだと緊張感があるように見えますが、王宮の中に入ってしまえばゆったりとした時が流れています。
日本とも関わりのあるミャンマーの歴史に触れることができました。

旅をしていると知らないことだらけだと常に感じます。
少しずつでも「知る」ということは大切だなぁと思いました。

ミャンマーマンダレー王宮建物

【マンダレー王宮の地図】

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